火星にメタンが  ≪惑星・占い・テレビ≫

存在することは非常に興味深い。なぜならメタンは火星の環境では不安定な気体なので、それが存在するということはガス源が火星に存在する(または、少なくとも最近100年以内には存在していた)ことを示唆するからである。

ガスの生成源としては火山活動や彗星の衝突、あるいはメタン菌のような微生物の形で生命が存在するなどの可能性が考えられているが、いずれも未確認である。
地球の海では、生物によってメタンが生成される際には同時にエタンも生成される傾向がある。

それに対して火山活動から放出されるメタンには二酸化硫黄が付随する。

メタンは火星表面の所々に局所的に存在しているように見えるが、このことから、発生したメタンは大気中に一様に分布する前に短い時間で分解されていることがうかがえる。

またそれゆえ、おそらく持続的に大気中に放出されているとも推測される。現在、どの発生源候補が最も有力かを推定するために、メタンと同時に放出される別の気体を検出する計画も進められている。火星大気には大きく変化する面もある。

冬の数ヶ月間に極地方で夜が続くと、地表は非常に低温になり、大気全体の25%もが凝固して厚さ数メートルに達する二酸化炭素の氷(ドライアイス)の層をつくる。やがて、極に再び日光が当たる季節になると二酸化炭素の氷は昇華して、極地方に吹き付ける400km/hに達する強い風が発生する。

これらの季節的活動によって大量の塵や水蒸気が運ばれ、地球と似た霜や大規模な巻雲が生じる。
このような水の氷からなる雲の写真が2004年にオポチュニティによって撮影されている。
update:2009年10月06日